はじめて歌をつくるあなたへ
歌を(曲を)つくるのに必要なものってなんでしょう?
才能?技術?高価なマイクや録音機材?使い方のわからないパソコンソフト?
いえ、必要なものはあなた自身とおうちにあるもの(紙・鉛筆・スマホ)で大丈夫。
つくろうとしなくてもいい
自分に向けて、誰かに向けて、伝えたいことや頭の中のイメージはあっても、
上手くカタチにできないことってありませんか?
歌詞を書こうとか、メロディーをつくろうとか考えると、
なんだかとても難しいことをはじめる気持ちになるかもしれません。
あなたの言葉、あなたの思い出、あなたの人生経験は、
他の誰にも得られないオンリーワンの価値があります。
それはあなたしか持ってない宝物で、それがあなたにしか書けない物語になります。
つくろうとしなくても、あなたの中にあるものでいい。あなたの中にあるものがいい。
歌詞ではなく3行の言葉でいい
はじめは3行で良いので、頑張った自分へ、大切な人へ、歌詞ではなくて手紙を書いてみましょう。
楽しかった思い出や、感動した経験、あなたの好きなもの、好きなこと、
大好きな人のこと、いつもそばにいる大切なパートナーへ普段言えない感謝の気持ち、
お世話になった人への感謝、親友への気持ち、を書き出してみましょう。
そうして、自分の作りたい曲のイメージやテーマが決まってきたら、
書けた手紙のほかに、その曲で伝えたいこと、歌詞の中に入れたいエピソードや思い出、
登場人物の感情の動き、実際にあった出来事など、
歌詞にしたい内容をできるだけたくさん書いてわたしに送ってください。
そしてわたしに曲づくりもお任せいただく場合は、
イメージに近い楽曲のアーティスト名と曲名、YouTube動画のURLや、
思い浮かんだ曲のイメージ(バラード曲・元気な曲・可愛い曲・踊れる曲 etc.)や、
入れて欲しい楽器の音(ピアノ、アコギ、ストリングス、ホーンセクション etc.)など、
できるだけたくさん、できるだけ具体的に、パートナーのわたしに伝えて(説明して)ください。
作曲ではなく短い鼻歌でいい
もしもこの現代にひとつも楽器が存在しなくて、世界中の歌がすべてアカペラだったらどうでしょう?
(楽器のない時代に生まれた歌は、まさに声だけできていたはずです。)
あなたの知らないヒット曲を、友人にアカペラで歌ってもらっただけで、
それがほんとうに名曲だと感じられるでしょうか?
あなたが好きな曲、感動した曲はアカペラの歌だけではなく、たくさんの楽器が一緒に入っています。
あなたはメロディーそのものだけではなく、そこに加わった楽器の音すべてに感動しているのです。
ここに一枚のあなたが写った写真があるとしましょう。
あなた自身がメロディーだとしたら、編曲された楽器の音は人物の背景にあたります。
青空とあなた、曇り空とあなた、海岸とあなた、夜景とあなた、古い街並みとあなた、
背景が変われば、きっとあなたの見え方も変わってくると思います。
メロディー(人物)と編曲(背景)の組み合わせで、曲の雰囲気はまったく別の作品に聴こえるのです。
編曲(背景)はわたしがつくりますので、あなたは鼻歌を歌ってください。
はじめは3秒だけでも良いので、ふと思い浮かんだメロディー鼻歌でスマホに録音してみましょう。
もしあなたのつくった短い言葉や、歌詞があれば、そこにメロディーをあててみてください。
とてもしっくりくるメロディーが思い浮かぶかもしれません。
出来上がったメロディーが1曲の長さでも、あるいはどんなに短くても良いので、一度わたしに送ってください。
あわせてイメージに近い楽曲のアーティスト名と曲名、YouTube動画のURLや、
思い浮かんだ曲のイメージ(バラード曲・元気な曲・可愛い曲・踊れる曲 etc.)や、
入れて欲しい楽器の音(ピアノ、アコギ、ストリングス、ホーンセクション etc.)など、
できるだけたくさん、できるだけ具体的に、パートナーのわたしに伝えて(説明して)ください。
プロセスひとつひとつが感動になる
言葉や鼻歌のかけらが、少しずつ歌詞やメロディーに成長していく
過程・プロセスのひとつひとつに感動が生まれます。
3行の言葉がやがて歌詞になる感動。ふと思い浮かんだ鼻歌が曲になる感動。
そこにひとつひとつの楽器(バンドメンバー)が加わってゆき、やがてあなただけのバンドになる感動。
あなたのバンドメンバーが一斉にあなたの曲を演奏し始めた時の感動。
バンドの音と、レコーディングしたあなたの声がかさなったときの感動。
楽曲に命を吹き込むのはあなたの声。あくまでバンドのメンバーは名脇役。
スポットライトを浴びて光り輝くのはあなた自身です。
さあ、目の前にどんな景色が浮かびますか?
あなたの声を吹き込んで、歌を羽ばたかせましょう。
出来上がった曲は世界中どこにでも、SNSという風に乗って飛んでゆくことができるでしょう。
大切な人に、そばにいる家族や友人に、知らない街の知らない誰かに、あなたのメッセージが届くかもしれません。
そして、出来上がったCDや音源で自分の録音した声を聴きながら、自分の歌を口ずさんだ時、感動は最高潮になります。
あなたがすこしだけ元気のない日も、憂鬱な雨の日も、ついていない日も、
大切な人と過ごした日も、うれしいことがあった日も、空にかかる虹をみつけたラッキーな日も、
これから、いつもいつもあなたのそばに寄り添っていてくれることでしょう。
あなたの夢、あなたの分身、あなたの親友、あなたの恋人のように。
頑張った自分へ、大切な人へ、大切な人との記念日に、歌をプレゼントしてみませんか?